危険な戦い

歯医者に行ってきた。
行ってわかったのだが、前回行ったのは2年半くらい前だった。
それだけの期間放置していたため歯はかなり汚くなっていた。
先生が「それではきれいにしましょう。」と言い、
手袋をはめ、手に工具をもつ。
その工具は先がクルクルと回り、「ウィーーーーン」と鳴っている。
ひさしぶりにこの嫌な音を聞き、少し緊張する。
口の中に近づくにつれ、体がより硬直していく。
そして歯に到着。
「ウィーーーーン」とともに新たな音として「ガリガリ」が増える。
少し力も入る。
なぜなら歯が削られているときにたまにとんでもない痛みが走るから。
軽く歯茎にあたったりなんかするともうもんぜつ。
激しく体を動かすこともできないため、かなりつらい。
加えてすべての歯をやってもらうため、口をずっと開けてなければいけない。
血やらつばなんかを横でとってもらっているため、たまに苦しくなる。
息がしづらくて。
たまに変な声をだしてしまい、ひとりで恥ずかしくなっていた。
歯が28本あり、1本につき何度言葉に表すことができない痛みを感じたことか。
何度ビクッとしたことか。
終わったときは軽く放心状態。
口をゆすぐと血がドバドバと。
オイラがかなり危険な戦いをしていたことがわかる。
しかし、そのかわりにいいものが手に入った。
歯がめちゃくちゃきれいになった。
昨日までの歯を思い出すとぞっとするが、ほんとに自分の歯じゃないみたい。
気分もよろしいわけで。
やっぱり歯って大事です。
先生に「定期的に来ないと年とったら歯がぽろぽろ取れてくよ。」
と言われてしまったので、ちゃんと定期的にいくようにしないと。
取れてくのはやっぱり嫌だしね。